高度医療機器共同利用について
地域医療機関の診療業務の充実を図るために、当センターでは高度医療機器(CT・MRI等)を備え、共同利用事業による地域連携を行っています。
この事業は地域医療機関の中央検査室の役目を担い、地域住民の診療内容の充実および疾患の早期発見を目的としています。
地域医療機関からご紹介された患者さまの検査を行い専門医による報告書を作成し、地域医療機関に報告書や検査データ(CD等の検査データ)をお届けするシステムです。
ご予約
予約制となっています、画像受付までお電話ください。
- 0466-88-7310
- 月~金曜日 8:30~17:15、土曜日 9:00~13:00
(日曜日・休日を除く)
ご紹介・検査・結果の流れ
地域の医療機関で診察
地域の医療機関より説明を受ける
『患者紹介状』、『検査予約表』、参考になるフィルム・データなどを医療機関よりお受け取りください。
検査当日
検査が9時前の場合は8時30分にお越しください。
※検査によっては、検査衣にきがえていただきますので、着替えのしやすい上下にわかれた服装でお越しください。
検査外来受付に「患者紹介状」と「保険証」または「マイナ保険証」をお持ちください。
※参考になるフィルム・データがある場合あわせてお渡しください。
係のものが検査の流れをご説明いたします。
医師の診察・問診
検査
検査終了
電話予約
(平日8:30~17:15、土曜日9:00~13:00) へ電話により検査予約をお願いします。
検査内容確認
・貴院の名称
・検査内容等
・患者さまの氏名・性別・生年月日・連絡先
検査予約日時確定後
※ 参考になるフィルム・データがある場合あわせてお渡しください。
※ Excel形式の患者紹介状をお使いになる場合は、Excelシートの「2枚目裏(患者紹介状の使い方)」をよくお読みになってお使いください。
患者さまに、次の事項をご説明ください。
・検査当日の受付は、保健医療センター1階の「検査外来受付」です。
・その際、「患者紹介状」をご提出ください。
・同時に「マイナンバーカード」または「被保険者資格証明書」等により、保険資格の確認をお願いします。
検査当日
検査
検査終了
検査結果
患者さまに直接、検査の結果説明はセンターでは行っていません。 検査結果(検査外来結果報告書、CD等の検査データ)は検査日から3~4日後までにお届けする予定です。 (検査によっては一週間ほどかかりますので、検査終了後担当者にご確認ください) その日以降に、ご依頼元の医療機関にて、検査結果をお聞きください。
検査のご案内

MRI検査
MRIは、磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)の略語です。磁力と電波を利用して、あらゆる角度から体内の断面の画像を得ることが出来ます。主に、頭部、腹部、脊椎脊髄等の体の断面を撮像したり、MRAという造影剤を使用せずに血管を描出する方法(脳動脈瘤等の発見に寄与します)やMRCPという膵管(膵臓を通る管)、胆嚢、胆管等を描出する撮像法などができ、全身の診断に効果が期待できます。

CT検査
CTは、コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)の略語です。 装置の中央にある大きな穴に体を入れて、X線を照射し体の断面の画像をコンピューターの処理で得る検査です。頭部・胸部・腹部・四肢・CTアンギオ(脳動脈・冠動脈・胸・腹部大動脈・下肢動脈)など全身の診断に効果を発揮します。 多断面を薄く(0.5mm)らせん状に撮影できるマルチスライスCT(MDCT)80列を導入いたしました。AI(人口知能)を用いて設計された画像処理技術を搭載しています。 X線被ばくを低減しつつ、高画質の画像を得ることができます。 また画像再構成により任意の断面や3D画像の作成もできます。

乳房X線検査(マンモグラフィ)
乳房撮影の専用装置にて、緻密な構造の乳腺やその中に出来る微細な石灰化、腫瘤を撮影します。 乳房をよく広げ、圧迫することにより、細かな部分まで描出され、乳がんの早期発見にもつながります。 乳房を圧迫するときに、痛みや不快感があったら遠慮なくお申出ください。 センターでは、女性技師が撮影を担当しています。

X-TV撮影検査(FPD)
当施設ではFPD(Flat Panel Detector)を搭載したX-TV撮影装置を設置しています。 この装置では画像がデジタル撮影される事により、自由にウィンドウ値の変更を行え、連続撮影や拡大、白黒反転などのデジタル処理が可能になりました。また高繊細・高解像力により診断困難な食道部の早期病変の発見にも有用です。この装置は次世代のX線検出器を採用したX線テレビ装置で、患者さまに優しい寝台昇降機能があり、検査時の乗り降りが非常に楽になりました。

一般撮影検査
当施設では一般撮影の画像処理装置(主に胸 ・腹部撮影)にAeroDR swiftを設置しています。AeroDR swiftは高解像度を実現するとともに、従来のX線撮影より被ばく線量が大幅に低減されました。

骨密度検査
骨密度とは、骨の中のミネラル量(骨塩量)を測定し、骨塩量が多いか少ないかを見る検査です。ピーク時から年齢を重ねるとともに骨塩量は減っていきますが、経時的に測ることにより年齢に比しての骨塩量を把握することが出来ます。当センターは、前腕骨を用いたDEXA法の骨密度測定法を行っております。検査時間も短く、被ばく線量も低いモデルを使用しております。

内視鏡検査
消化管内視鏡検査とは柔らかい管の先端に超小型テレビカメラ(CCD)を付けた電子内視鏡で消化管の内部を直接観察する検査です。 当センターでは上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)スコープは最新の超小型スーパーCCDハニカムを搭載し、より鮮明な高画質画像です。また、分光画像処理機能を搭載し、病変の観察性能を高めました。

超音波検査
超音波検査とはその名の通り、超音波を人体内部に当ててその反射を画像化することにより身体の中の構造を調べる検査です。超音波検査で使用する超音波は人体には無害なため、全身の様々な部位に反復して検査を行うことができます。リアルタイムに診ることができますので、心臓などの動きがある臓器を検査するのにも適しています。

トレッドミル検査
運動負荷試験は、安静状態では出現しにくい隠れた心血管系を中心とする病気を調べるために行います。また運動中の血圧や心拍数の変化から運動療法の目安となる情報を得る事が出来ます。

ホルター心電図検査
24時間、心電図を記録し、安静時心電図では出現しにくい隠れた心血管系を中心とする病気を調べるために行います。睡眠時や食事中、仕事中や運動中の心電図も記録出来ます。

24時間自由行動下血圧測定(ABPM)
血圧値は時々刻々と変化をしており、外来時の血圧測定のみでは血圧管理に限界があります。24時間、定期的に血圧を自動測定することにより、高血圧、白衣高血圧、仮面高血圧、日内変動パターン(夜間高血圧、早朝高血圧、職場高血圧等)の診断と薬効、薬効持続時間の判断に有用です。