公益財団法人藤沢市保健医療財団藤沢市保健医療センター

アクセスアクセス メニュー閉じる

当センターの研究が学会賞を受賞しました!

当センターのトレーニング実践者を対象とした研究が「日本臨床スポーツ医学会」の学会賞を受賞しました。

この研究は、運動を継続して体力が向上すると、血圧が下がることを市民のデータで実証した点に大きな意義があります。
高血圧は心臓病や脳卒中の原因になりますが、薬だけでなく、日常的な運動の継続が予防に役立ちます。
ポイントは、少しずつでも続けること。週に数回、30分程度のウォーキングから始めるのも効果的です。

【研究の概要】
「地域在住高齢者の全身持久力と血圧との関連:健康増進施設における複合的トレーニング実践者を対象とした縦断研究」
著者:齋藤義信, 田中あゆみ, 平田昂大, 小熊祐子
対象:当センターのトレーニングに通う平均70歳前後の男女585人
目的:有酸素運動(ウォーキング・自転車など)と筋力運動を組み合わせた運動の継続が、体力(全身持久力)や血圧に与える影響を調査すること
結果:全身持久力が向上すると、収縮期血圧(上の血圧)と脈圧(上の血圧と下の血圧の差)が低下した

(専門用語の説明)
・全身持久力:長時間運動を続けられる力(スタミナ)
・収縮期血圧:心臓が血液を送り出すときの血圧。一般に「上の血圧」
・脈圧:収縮期血圧と拡張期血圧の差(「上の血圧」と「下の血圧」の差)。大きいほど血管に負担がかかる

研究論文の概要ポスター
『日本臨床スポーツ医学会誌』第33巻,第2号,pp. 257-266,2025年

写真(左から、田中、齋藤、小熊、平田)

Copyright © Fujisawa city Health & Medical Center.. All rights reserved. ページトップへ